働きたくないけど生活できなくなるから仕事がやめられないって思ったことありませんか?そんな時おすすめなのは「年収90万円でハッピーライフ」という本です。著者はこの題名通りの生活を6年間も過ごし続けてます。この本を読めば少ない収入でも幸せに生活する方法が分かります。私も自分にとって大切なものが分かり、このブログを始める事ができました。
あ~分かるな。僕も思ったこと沢山あるよ。
これから詳しく紹介してゆきますね。
ハッピーライフの基本
この本の著者は25歳から東京で週休5日の隠居生活を始め、年収100万円以下で6年間暮らした方です。この本には著者がどのように生活をしているのか、生活する中でものごとについてどう考えているかが書かれています。この本の面白いところはただの倹約指南書ではないところです。著者は倹約が目的で倹約しているわけではなく、自分にとって本当に大切なものを突き詰めていったら、結果的に隠居という生活にたどり着いただけなのです。あまりイメージがつかめないと思いますのでどんな生活かざっくりせつめいすると、
- 悠々自適に毎日楽しく暮らせる生活
- お金のあるなしと無縁の生活
- 欲しいものがなんでも手に入る生活ではないが、要らないものが全くない生活
- イやなものを拒否し続け、快適なものを選んでたどり着いた生活
お金を気にしないで悠々自適な生活だなんて羨ましいな。
これだけ見ると倹約どうこうより、むしろとても洗練された素敵な生活だと思いませんか。
この生活が年収100万円以下で手に入るのです。これから衣・食・住・そして働くこととお金の順番で具体的に紹介してゆきます。
衣
まずは衣です。著者も二十歳頃はとにかく人と違った奇抜な格好を好んでましたが、30歳ごろになるにつれて自分のライフスタイルに合った服を持つようになりました。
- 週2日しか働かない
- 人とあまり会わない
- 散歩好き
- 流行りにもブランド物にも興味がない
- おしゃれにうるさい友達とは付き合ってない
- 住んでいる家が狭い
- 買い物はめんどくさい
- 毎日コーディネイトとか考えるのしんどい
といったライフスタイルですので、
- スタンダード
- 着心地が良く飽きの来ないもの
- 汚れてもすぐに買い換えられる価格帯
- 家の中でも外でもどんどん着まわせるようなシンプルなデザイン
このような服を必要最低限揃えてます。季節ごとにホイホイ服を買っていたら、週2日以上働かなければならなくなる、それは嫌。このようにライフスタイルを服より優先しているので、結果的にムダがないのです。
ちょっと失礼ですが、ボロボロになるまで服を着続けているのかなといったイメージでしたが、それは間違いでした。
年収100万円以下という制約がある中で、自分にとって不必要なものは持たずに必要なものだけが揃えられてます。私は著者の衣服対する考え方が非常に洗練されていると感じ、とても共感できました。
食
食に対するこだわり
次に食です。著者は食についてはとにかくこだわってます。自炊をする中で自分の実感を頼りに試行錯誤を繰り返しながら自分にとって一番快適な食を探しました。そして金銭的、健康的、精神的に自分が納得できる所として日本食の粗食にたどり着きました。
粗食とは、穀物と野菜を中心として作られた一汁一菜から作られるシンプルな献立が特徴です。日本で古くから受け継がれてきた食事方法でもあります。基本としては、旬の食材を新鮮なまま使用するということがあげられます。
スタッフも実践中!「肌や体の調子が悪いと感じたら、粗食がいい?」|株式会社 オオクシ HPより
安さだけであればコンビニやファストフードもありますが、この先何十年間の自分自身の健康も考えた時にコスパが悪いと考えたのです。かといって、たまに外食もするし冷凍食品で済ます時もあり、結構適当です。忙しすぎて食に時間を掛けられない場合は、その忙しい環境から離れてゆきました。例えば仕事で忙しいのであればその仕事は変えてしまうということです。
え、仕事を辞めちゃうの?収入がなくなっちゃうじゃん。
正確には変えるですね。働くこととお金については後で紹介しますね。
外国には「あなたは食べ物でできている」ということわざがあるそうです。これは食べ物と自分の心身状態は関係しているという意味です。著者は玄米菜食を中心とした日本食の粗食をしてみたところ、どうでもいいことにキレることが確実に減り、生きていくために必要な欲求以外の欲も減りました。
不必要なエネルギーを使わないので非常にコスパが良いです。例えばこの本の執筆活動など生活に絶対費用ではないけど自分が頑張りたい仕事がある時などは、必要に応じて肉を食べ欲を調整します。
献立
玄米菜食中心の日本食を食べる著者が具体的に食べているものを紹介します。
- 玄米
- 漬物
- みそ汁
- 納豆
- サバの味噌煮
これらを1日1食。あとは適当にアレンジしてます。
- トースト
- ラーメン
- 焼き魚
- カレー
- そば
- 餃子
- 炒め物
など。そもそも著者がどうして粗食となったのかというとめんどくさがり屋だからなのです。料理を作るのはめんどくさい、でも健康は手に入れたい。手間暇かからず効率よく栄養を採れるのが粗食だったのです。その他にもおやつ作りでスコーンを作ったり、野蒜、桑、大葉などの野草を採って調理に使って食べたりしてます。
僕なんかよりよっぽどヘルシーなものを食べているな。
同感です。私もお酒を飲むと食べ過ぎてしまって、体に負担をかけちゃってます…。
自分に合った食
食の紹介をする中で著者が読者に最も伝えたいことは自分に合った食を見つけてほしいいうことです。自分は食に何を求めるのか、たとえば
- 栄養補給
- 楽しみ
- ひまつぶし
- 他人とのコミュニケーション
- 健康
- 見た目の美しさ
- 味の良さ
などなど。また、どういった環境で生活しているのか。
- 年齢
- 体調
- どんな仕事をしているか
- 自炊派か外食派か
- 何人暮らしか
- 食べ物にいくらお金を使えるのか
など。これらを踏まえた上で自分に合った食をみつけてゆくのですが、必ず自分で試してから合ったものを見つけてほしい、誰かが言っていたからといって鵜呑みにしてはダメ。自分自身で判断することをすっとばさないで欲しいとのこと。
私の感想と課題
もっと空腹に耐えることだったり、かけれるお金の制約から決まったものをひたすらに食べ続けたり、ジャンクなもので済ませたり、私はそのような食生活を予想していたので、とても驚きました。試行錯誤の上で自分に合ったものを合った方法で取り入れている、しかも非常に健康的。
時間さえあれば私も取り入れたいものが沢山あり、とても参考になりました。
あれ?逆に言ってしまうと時間が無いから取り入れることは難しいっていうことですか?
実は…、その通りなんです。
私は著者のような生活にあこがれているものの、その時間を割くことができずにいます。行動できていないのです。突き詰めれば著者のように時間を作ってゆけるはずなのですが…。それでも、自分が今選んでいる生活が自分にとって大切なものを優先できているのであればまだ良いのですが、優先できていない部分が多いのが実情です。私も本当に自分にとって大切なものが何か、まだはっきりと分かっておらず探している最中なんです。
もっと自分に向き合い自分に取って大切なものは何なのかを見つけて、それに向かって行動しなければなりませんね。
住
気を取り直して最後に住です。著者は東京都内で家賃28,000円のワンルームのアパートに住んでます。これも衣・食と同じで著者は自分が何を大切にしているのか、条件や好みなど自分のライフスタイルを考えた結果です。
- とにかくあんまり働きたくない
- 家にいる時間が長い
- ほとんど家に人を呼ばない
- 掃除や整理整頓、家事全般が好き
- 歩くのが好き
など。その上で家に求めることは
- 治安が良いこと
- 騒がしくないこと
- 目立たず暮らせること
- 家賃のためにあくせく働かなくてよいこと
- 掃除が楽しいくらいの適度な広さであること
となってきます。
今更だけど、この年収で都内に住んでいるってすごいね!
しかも自分が完全に納得できる条件でですからすごいですよね。
確かに世の中で良しとされている部屋の条件からはことごとく外れていますが、ライフスタイルが先に来る点、自分が大切なことがまず先に来てそれに合う条件の部屋を選んでいるところが、著者は一貫しております。
働くこととお金
最後に働くということとお金について著者の考えを紹介します。必要なだけ働けば満足なのか、それ以上にバリバリ働くか。環境や物欲も人それぞれに違うのに、なんでみんな一律に週5で働かなければならないのか。著者は社会に決められるのではなく自分で決めたかったのです。
うーん、確かに言われてみればそうかもしれない…。
私も流れのままに週5で働く人生を選んでました…。
必要なだけ働けば満足派なので、以下の流れで進めました。
- まず物欲を減らす
- 工夫して生活する
- 欲しいものではなく必要なものだけを買う
- 週に最低何日働けばいいか逆算&実践
そうすると生活に必要な額が分かるのでそれに合わせて仕事を減らしていったのです。
確かに極端ではあると思うけど、自分に取って大切なことが分からないままただただ働くよりは良い気がしてきたよ。
やっぱり大事なことは自分に取って大切なことが分かっているってことですよね。
まとめ
まとめです。今回紹介した「年収90万円でハッピーライフ」を読めば、年収100万円以下でできる生活が衣食住それぞれ具体的に分かります。また、幸せな生き方のひとつの例が分かります。自分が大切だと思うことが衣食住働くことなど生活の全ての先に来るのです。働きたくないことが自分にとって大切であるならば、生活費を抑えて働く時間を減らしてゆけば良いのです。収入や常識にとらわれない著者のような生き方は、読む人にとって本当に大切なものを探すヒントになり、一歩踏み出す背中を押してくれます。ぜひ手に取って読んでみてください。